梅の名所
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梅の名所
徳川御三家、水戸・尾張・紀州は梅の名所である。これは、水戸では水戸第九代藩主徳川斉昭らが花は風流、実は保存食としてまさかの時に役立つと考えて、植樹を積極的に行ったからだ。紀州では紀州藩主徳川頼宣の家老として田辺藩主であった安藤帯刀(たてわき)氏が貧困な土地にも生育する梅づくりを推奨したのが始まりだ。危急や国策の一貫だったとはいえ、これによって領民の健康増進がはかられたのである。水戸の偕楽園は早咲きから遅咲きまで種類も多く園内には首班の休憩所の好文亭≠燉p意されている。新潟県の梅護寺の梅は花一輪に八つの実がなる珍しいものだ。東京都の湯島天神の境内には四百本あまりの梅の木がある。「お鳶の梅」もあり梅祭りを開催している。京都市の北野天満宮は道真公が太宰府に流された時、公を募って飛んで行ったという飛び梅≠フ親にあたる木が中庭にある。和歌山県の南部梅林は一目十万本、香り十里≠ニ言われ、南高梅中心の生産梅林だが、2月中旬には、はるかに続く丘陸一帯が白い花で埋め尽くされる。